占い師と付き合う上で知っておきたいこと

「占いって信じる?」と聞かれたことのある人もいるでしょう。占い師って特別な能力がある人なの?占いって当たるものなの?占ってもらいたいんだけど・・・、などと迷っている人も多いはずです。占いには興味があるが、何か怪しい世界のような気がして、踏み込めないことも多いようです。
そういう場合は、ちょっと発想を転換してみると良いと思います。占い師を信じるかどうかを決めてしまうのではなく、占い師をどんどん利用してみよう、という発想に転換するのです。いろいろな問題で悩んでいる時に、相談に乗ってくれる友達や専門職や公共機関はありますが、友達、専門職、公共機関などに相談するのはふさわしくない悩みも多いものです。そして、多くの悩みは、正しい解決法を人から伝授してもらうというよりも、とりあえず誰かに聞いてもらうことによって、心の負担が軽くなることが多いのです。
悩みは微妙なものであるほど、最終的には自分で解決するより他に方法がないことが多いものですが、それまでのあいだ、誰かに打ち明けて聞いてもらい、心の支えになってもらう必要があります。そのような一種の相談窓口としても、占い師は利用できるのです。なお、占いを業とする者にも、刑法上の守秘義務が課せられていますから、秘密を守ってもらえるという点では、友達などよりも安心して何でも話すことが出来ます。

占いにはいろいろな種類があります。自称で言えば多岐にわたります。霊媒師、霊能力者、超能力者、コンタクティー、オーラリーダー、チャネラーなどを名乗っている場合もありますが、タロット占いや星座占い、姓名判断などに限定している狭義の占い師もいます。どういう占いがよく当たるかということは断言できません。また、当たる占いが良いとも限らないのです。クライアントの現在の悩みに対して、どんな助言をしてくれる人なのかが一番大切な所です。前述の観点から言えば、クライアントの悩みを丁寧に聞いてくれる人であることが最低限の条件といえるでしょう。具体的に、これからどうすれば良いかは、クライアント自身が決めなければならないことです。
ですから、あまり具体的にこうすべきだと断言する先生よりは、もっと根本的なところにある悩みの原因を見抜き、有効なサジェスチョンを与えてくれる先生を探すとよいでしょう。これは、占いや霊能の種類というよりも、先生個人の人間的な資質に左右される所です。
クライアントの側としても、占いの手法などにあまりこだわらず、本当に今の自分の悩みを親身になって聞いてくれるかどうか、人の心を思いやる人かどうかなどを、見極めながらいろいろな先生にあたってみると良いでしょう。